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7月 10, 2011 0

コラム4:シエスタ

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近くにあるカフェの内の数軒は見た目は普通のスペイン風カフェだが中国の人がやっている、雇われているのかとも思ったが、どうやら自ら経営しているようだ。以前の中国人の商売と言うと、日用雑貨、食料品、中華料理という印象だったが、様々な所に進出していて逞しい。 アジア系住民の店はスペイン人経営の店と違い、シエスタ(昼に3時間程の休みを取る習慣)も無いし日曜に開けている事も多く、つまり営業時間が長い。店を使う側からすると便利だし、長く働くのだから当然稼ぎも多いだろう。 それを見習ってかシエスタをやめるスペイン人の会社や店舗も増えて来ていると聞いた。便利になって結構な事だと思う反面、代わりに失う物も多いのだろうと感じる。少なくとも家族と過ごす時間は減るだろうし、昼に一休みする事に健康維持の秘訣があるのかもしれない。 長年に渡っておこなって来た習慣には本人達にも気づかない合理的な理由があると思われ(当然ないこともあるが)、便利だからだとか世界の基準に合わないからと簡単に変える(または変えざる得なくなる)のは如何なものか。失うものもあるとわかった上でそうするなら構わないが。 日本でも世界基準世界基準と口うるさく、色々と変化を求められて応じて来たし、これからも変化していく(変化させられる)だろうが、代わりに失うものも多い。そもそも世界基準といってもどこの世界の基準だかはなはだ怪しいものだ。   ガンジー西垣 [CINEMA dub MONKS] Check

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7月 5, 2011 0

泡盛と、トウフヨウと、ルンバカタラーナと。

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昨夜、いしいさんの紹介で、知り合った、中島くん&マリオナ夫妻の食事会に出掛ける。 食事の後半、泡盛と、トウフヨウ(沖縄の豆腐をチーズのように発酵させた食べ物)。なぜか、泡盛というよりグラッパを飲んでる気分に。  この夜、バルセロナの街で、 “ルンバカタラーナ”(フラメンコから生まれた、カタルーニャ地方独自の音楽)を日本に紹介しているひろ子さん&チャビ夫妻も来ていて、バルセロナの路上&音楽&規制の事など、いろいろ聞かせてもらったり、話し合ったり。 『どうも、今いいらしい。。』評判になったバルセロナに人々がワサッと詰めかける。刹那的に遊び騒ぐ観光客、移住者&移民(移民は評判というよりもっと別の理由も有)も急増、不動産バブル、、、街への理解や愛情なく、次々生まれるお店と会社、、、あっという間に、街の歯車がおかしくなり、、アートの街&安全、のイメージだけを最優先に、規制を導入しテーマパークさせていく街の行政、。。。。。等々を。 街の人が長〜い時間をかけ作りあげた街、良くなりかけはじめた街が、あっという間におかしくなっていくこの過程。 沖縄那覇の街も、谷川さん(CREEKS)の住む湯布院も、同じ様な事に巻き込まれていってる。 街と人、行政と市民と。 今回の旅は、どこで話していても、いつもより、この問題にぶちあたる。 ひろ子さんは、マヌ・チャオの父親ラモン・チャオ(ジャーナリスト)の書いた、チェ・ゲバラについての本を翻訳中で、10月中旬出版予定。 宮古の泡盛でした。 Check

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7月 4, 2011 0

コラム3:危機?

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バルセロナに来る2ヶ月ほど前、ある経済紙が「スペイン経済危機!」と題する特集を組んでいた。どうやら経済崩壊の危機が迫っているという内容だったが、来てみるとそうは見えない。 考えてみるとよほどの不況でも無い限り旅行者の目に景気の悪さなど伝わらないのかもしれない。日本でも不況が長く続いているが日本を訪れた外国人の目にそう映るとは思えない。 バルセロナに長く住む友人に尋ねてみたところ、スペインは確かに不況らしく失業率は20%、数字だけ見ると大恐慌並である(もっともスペインの失業率については景気が悪くない時から15%ほどあって、どうして成り立っているのか元々謎だ)。だがやはりそんな風に見えない。まだ実際に経済崩壊した訳ではないし、崩壊しても意外に気づかないものなのかもしれない。 そもそも一国の経済が崩壊している状態を目撃した事などないので想像できない。日本のバブル崩壊には当然立ち会ったが、当時学生だった自分には直接被害はなく基本的に他人事であまり実感はないし(同期の友人は就職等でずいぶん振り回されていたが)、あくまでこれはバブルの崩壊で経済自体の崩壊とは違うと思われ、著しく街の雰囲気がおかしくなったとは思えない(沖縄に住んでいるので気付かなかったのかもしれないが)。 おかしな事になっていたのはむしろバブル中だ(これは沖縄でも感じた)などと考えていたところ、一つ気づいた事がある。店員が物を買った客に「ありがとう」と言っている、前は客のほうだけが「ありがとう」と言っていて、文化の違いを感じた覚えがある。 不況の影響かもしれない。 ガンジー西垣 [CINEMA dub MONKS] Check

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7月 4, 2011 0

サーカス!そして、オクパ!

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夜、現バルセロナ在住の音楽家、チヨさん(CHIO ALLIN)に連れられて、サーカスの練習場兼劇場の建物に案内してもらった。勿論チヨさんも、使用し参加しているここのメンバー。建物はオクパ(使われなくなった建物を占拠し使用すること、、)。 チヨさんからは面白い話の連続。いつか、まとめてここに書きたいと思います。。改めて。。。 その後、別のオクパで、キャバレー(それぞれのパフォーマーの短い出し物が連続するサーカス)を見に行く。 この夜のキャバレーの熱気はうまく、まだ言えないな~、、。たくさんの人、たくさんの犬、暗闇、かけ声、音楽、、、 いい夜だった。 本当、いい、いい夜でした。 来週末もまた別のキャバレーが観れそうとのこと。 チヨさんありがとう。 谷川さんがビデオを回してた。動画をあげてくれるかも、、。 Check

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6月 30, 2011 0

旧い友人、マルセロとコンサートの打ち合わせ。出会った頃の話。

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昨晩、コロンビアの友人マルセロとライブの打ち合わせ。 7月9日、22日にライブをブッキングしてくれる。 彼とは、バンドで初めて訪れた2002年からの古い付き合い。 出会った頃、若い音楽学校生だった。 いや、それも怪しく違法滞在者だったのかもしれない。 今では、バルセロナ1番のサルサバンドを率い、大会場でチューチョ・バルデス( グラミー賞に輝くキューバン・ジャズ ピアニストのマエストロ)を迎え大きな大きなコンサートを開いたりしている。 ドキュメンタリーDVD『うみべの街の話〜リスボンツアー〜』でも触れたが、2002年、薄ら寒い3月、沖縄からバンド4人でたった一本のライブブッキングをたよりに訪れ、スペイン語もうまく話せず住むところも無く、途方に暮れていた僕らに、声をかけ、住む場所や、たくさんの仲間を紹介してくれたのが、このマルセロやサックス奏者クリスチャンを中心とした若いコロンビア人達、そして、美術留学でバルセロナに住んでいる日本人留学生達だった。本当に世話になった。 たくさん迷惑もかけた。毎日朝まで飲み、音楽や美術の話をし、アパートや路上でセッションをし、ライブが決まると必ず観に来てくれて、応援してくれて、、、、、 日本の片隅でひっそりやってた僕らに、バンドが変わる何か大きなきっかけをくれたのが、彼らだった。 あれから9年、 みんなてんでばらばらに。 クリスはどこかのサーカス団の音楽監督。 マルセロはバルセロナに根付き、子供が産まれた。 日本人留学生、ナオト君 ツヨシ君達はバルセロナを離れた。どこにいるんだろう、、。 僕も長年住んだ沖縄を離れ、浅草に。 [追伸] ガンジーさんはまだ沖縄に住む。 初めて沖縄着いた日から、同じアパートに23年。 引っ越し知らず。 数年前、アパートの下で若い女性に丁寧に挨拶をされたそうだ。 部屋に戻りよくよく考えてみると、 ガンジーさんが住みはじめた頃、アパートの下をよちよち歩いてた大家さんの娘さん。 立派なOLさんになっていたそうだ。 23年。 人が一人育つ長さ。 ガンジーさんは動いていないんだ。。 Check

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6月 30, 2011 0

コラム2:コーヒー

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前にも書いたことだが、コーヒーは安くで飲める、1~1.5ユーロ、サンドイッチを付けても2~3ユーロ。 ということで缶コーヒーの自販機は当然ない(必要ない)カフェはそれこそ自販機並にあり、いつでも見つけられる。自販機の代わりに人がコーヒーを淹れれば雇用も発生するのだから、悪くない仕組みだ、日本でもどうだろう。 しかしこんなに安くてお店の人はやっていけるんだろうか、1日に相当の数を売ってるのか、そもそも原価はいくらなんだろうか、同行の谷川によるとコーヒーの原価は安いようだが、それにしてもである。内訳が知りたいものだ。   コーヒー、ビール、ワインは日本人の感覚では相当に安く、食材もあくまで印象だが比較的安価で、普段の自炊生活は安上がりなのだが、外で食事を取るとなると意外に高い、日本より割高かもしれない、少し手間をかけた物は高く取る習慣があるのか、もしくは税金のかかり方でも違うのか。 一般的に生活必需品は日本より安くて贅沢品は日本より高いので、安くも高くも生活できて、ある意味日本より豊かな印象を受ける。可能ならば(税制なり社会保障政策なり政府にはできる事がある)日本もそういう方向に進んだほうが自分にとってはありがたいし全体としても良い社会なのではないかと思う。   ガンジー西垣 [CINEMA dub MONKS] Check

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6月 28, 2011 0

コラム1:バルセロナはお金持ち?

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6年ぶりにバルセロナに来ました。 近所のカフェでコーヒーが1.2ユーロ(144円)生ビールが1.5ユーロ(180円)物価はあまり変わってないようです。 が あれ?なんかみんなお金持ちになってる気がします、前からの友達はそれなりの歳になってるので前よりちょっと余裕があって当たり前なのですが(自分はなってない、抜かれた?)なんか街自体がお金持ちっぽい。 前はインチキくさかったパキスタン人の電器屋がちゃんとしてたり(そうとう稼いだな)、ガラの悪い貧民街だった所にピカピカのホテルが建ってたり(なんか酷く趣味悪い)と全体的に街がきれいになってます、前はもう少し埃っぽくてグチャグチャしてたと思うんだけどなー… お金持ちになったのか、貧乏な人が出ていった(または追い出された)のか、はたまた見た目がすっきりしただけなのか分かりませんが 誰かに聞いてみよ ガンジー西垣 [CINEMA dub MONKS] Check

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6月 28, 2011 0

バルセロナにて7/27まで武者修行中。

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こんにちは、です。 6月16日からバルセロナに来てます。 帰るのは7月28日になる予定です。 帰ってすぐに、代官山にて7/30,31と2daysイベント行います! 今、バルセロナは日が一番強く、気怠い時間。15時。 練習途中の音楽がアパートのどこからか聞こえて来てます。。チェロと女声&男声のユニット?。 ゆったりとしていい声、いい音。 今日から、 今回の旅に協賛して頂いてる、 富士フィルムのサイトが始まりました。 たくさんの写真はこちら中心に揚げていこうと思います。 ■富士フィルム サイトの [Diary]へ。。 http://fujifilmmall.jp/print/cdm/ 更に詳しく日常模様は (ガンジーさんの、バルセロナを斬る!的コラムや、クリストファーの写真等々、、) はこちらのサイト⇩に。 ■CREEKS サイト http://rot.creeks.jp/ 帰ってすぐに、代官山にて2daysイベント行います! その後、8月6日は照井さんのsignalsライブ有ります。 曽我大穂 Check

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6月 25, 2011 0

昨日、急遽決まったコンサート。海辺近くの公園でした。

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地中海を4週間航海中である、ヘラクレス号 乗組員達主催の、野外パーティーでライブをした。 気持ちいい天気。たくさんの子供達が走り回る。 演奏は大反省の内容。これからどうしようか、、、頭を抱える。 知らない街に移動しようか、遠くへ、など考え始める。 曽我大穂 Check

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6月 24, 2011 0

バルセロナに7月27日まで武者修行中。

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こんにちは、です。 6月16日からバルセロナに来てます。 帰るのは7月28日になる予定です。 (あちらの様子詳細はこちら⇨http://rot.creeks.jp/) 曽我大穂&ガンジーさん(沖縄/dub MONKS)、 谷川さん(湯布院/クリークス)、 クリス(USA/写真) の男4人滞在&旅。 自分自身の音楽に喝を入れたいという気持ちと、 今、日本に限らず世界中はグラグラッと激しく揺れ動いてるのではと、、 それを感じたいなという気持ちも有り出掛けました。 着いた早々、若者達が中心になりFacebookを使い呼びかけられた 国全体の大規模なデモにも遭遇しました。広場に数十日泊まり込みっぱなしの抗議。 今回、 去年から準備していた企画だったのですが、地震やいろんな流れが有り、 きちんとした準備ができないままの出発に。 今は、毎朝毎朝、より良い演奏を出来るよう、いい出会いが見付かるよう、 机をかこみ話し合い、歩き回ってます。 2日前一つライブを終えました。 バンドとして、ヨーロッパに最後に来たのは6年前。 また一からやり直し、どぶをさらう様なつもりで、はいつくばって ライブを演奏の機会を見付けたくさんのライブをやっていこうと思ってます。 (あちらの様子詳細はこちら⇨http://rot.creeks.jp/) Check

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